こんにちは。
考えかたから世界を変える須田です。
「魂の物語リーディング」のサンプルとして、
コミュニティメンバーAさんの物語をお届けできることになりました。
ぜひ、Aさんの物語を
そのままの感覚で読んでみてください。
どこかで、
「自分の中にもあるかもしれない」と感じる部分があれば、
それがひとつの入口になります。
魂の物語リーディング(Aさん)
触れてはいけないと思っていた違和感に、意味が宿った日
それは、いつからだったのだろう。
何かが終わったわけでもないのに、
ふとした瞬間に、
「このままでいいのだろうか」と
言葉にならない違和感が、静かに浮かび上がる。
それは焦りでも、不安でもない。
ただ、確かにそこにある“ズレ”。
—
「私はちゃんとやっているはずなのに」
どこかの自分が、そう言う。
「うん、ちゃんとやってる。ちゃんと生きてるよ」
別の自分も、それに頷く。
でも、その奥で。
「じゃあ、なんでこんなに静かなんだろう」
その問いだけが、消えずに残る。
—
悲しいわけではない。
苦しいわけでもない。
けれど、何かに触れそうになると、
胸の奥が、わずかに震える。
まるで、そこに触れてしまえば、
もう元には戻れないような。
そんな、境界の手前にいる感覚。
—
「触れないほうがいいのかな」
そう思う自分と、
「でも、たぶん…ここなんだよね」
と、静かに知っている自分。
—
言葉にはできないけれど、
すでに知っている感覚。
それがある。
—
あるとき、ふとした瞬間に、
記憶ではなく、感覚がよみがえる。
誰かの顔でも、出来事でもなく、
“あのときの空気”
“あのときの温度”
“あのとき、言えなかった何か”
それが、身体の奥から静かに立ち上がってくる。
—
「なんで、いま?」
そう思う。
でも同時に、
「いまだから、なんだよね」
とも、どこかで分かっている。
—
その感覚に触れるたびに、
自分の中にある何かが、ゆっくりと動き出す。
—
「もっとできたことがあったのかもしれない」
「本当は、あのとき…」
そんな言葉が浮かびかけて、
でも途中で止まる。
—
「違う、そうじゃない」
別の自分が、そっとそれを遮る。
—
「責めたいわけじゃない」
「ただ、知りたいだけ」
—
何を?
—
「私は、どう感じていたのか」
—
その問いが、初めて
“外ではなく、自分の内側”に向けられる。
—
それまでは、ずっと
出来事や誰かに向いていた視線が、
ゆっくりと、自分へと戻ってくる。
—
すると、不思議なことに。
同じ記憶なのに、
見え方が変わってくる。
—
「あのとき、私はこう思っていたんだ」
「あのとき、本当はこう感じていた」
—
それは、正解でも解釈でもなく、
ただの“事実”。
でも、その事実に触れた瞬間、
なぜか、胸の奥が少しだけほどける。
—
「なんだ、ちゃんと感じてたんだ」
—
その一言が、
どこかの自分を安心させる。
—
でも同時に、
「じゃあ、この感覚は、なんなんだろう」
という、次の問いが生まれる。
—
わかったようで、
まだわかっていない。
—
でも、確実に何かは動いている。
—
あるときは、
誰かの言葉に触れたとき。
あるときは、
何気ない日常の中で。
あるときは、
ただ静かにしている時間の中で。
—
そのたびに、
「これは偶然じゃない」
という感覚だけが、残る。
—
「導かれている、というより」
「すでに知っているものに、戻っている感じ」
—
そう言葉にしようとして、
でも、少し違う気がしてやめる。
—
言葉にしきれない。
でも、確かにある。
—
その“何か”は、
外から与えられるものではなく、
どこかで最初から持っていたもののようでもある。
—
「でも、それなら」
「どうして今まで気づかなかったんだろう」
—
そう思った瞬間、
すぐに別の声が返ってくる。
—
「気づけなかったんじゃない」
「いま、気づくタイミングだっただけ」
—
その言葉に、
少しだけ、力が抜ける。
—
急がなくてもいい。
でも、止まっているわけでもない。
—
この感覚は、
どこかへ向かっている。
—
まだ形にはなっていない。
まだ説明もできない。
—
でも、
「このままでいいわけではない」
ではなく、
「このままで、大丈夫なんだと思う」
—
そんな、わずかな確信。
—
はっきりとは言えないけれど、
間違っていない、という感覚だけが残る。
—
そして、その奥で。
—
まだ言葉になっていない何かが、
静かに、息をしている。
—
それに気づいている自分も、
もう、ちゃんといる。
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