他の人の物語に触れてみる

Sさんの魂の物語 〜「ここまで来ているのに、決めきれない理由」〜

こんにちは。
考えかたから世界を変える、須田 智子です。

これはSさんの魂の物語です。

読んでいく中で、どこか少しでも

「これ、自分のことかもしれない」

と感じる部分があれば、

それは、
もともと自分の中にあったものに、
触れはじめているサインかもしれません。

その感覚のまま、
読み進めてみてください。

祥子さんの魂の物語

ここまで来ているのに、決めきれない理由

 

それは、いつからだっただろう。

それは、
うまくいっていない、という感覚とは少し違っていた。
ここまで来ている。

考えてきたし、整えてきたし、向き合ってきた。

何もやっていないわけではない。

むしろ、きちんとやってきた。

それなのに、どこかで止まる。

前に進んでいるのに、
もう一歩先に進もうとすると、足が止まる。

—

「これでいいのかな」

その問いは、何度も浮かんできた。

そのたびに、ちゃんと考えてきた。

流さずに、見直してきた。

形も整えている。

流れもつくっている。

必要なものも揃っている。

だから、外から見れば、
「ちゃんとできている」と思える状態にはなっている。

でも、自分の中では、まだ終われない。

—

「ちゃんとしてる。でも…」

その先に言葉が続かないまま、どこかに違和感だけが残る。

—

内側には、いくつかの感覚が同時にある。

ひとつは、
きちんと整えたい、成立させたいという感覚。

もうひとつは、
それが本当に“これ”なのかを確かめ続ける感覚。

—

整っているだけでは足りない。

成立しているだけでは、どこか浅い。

そのことを、どこかで知っている。

—

だから、簡単には決められない。

—

やろうと思えば動ける。

形にもできる。

出すこともできる。

でも、そのまま出そうとすると、
どこかで小さく引っかかる。

「本当にこれでいい?」

その違和感を、見過ごせない。

—

だから、また整える。

また考える。

また少し組み替える。

—

外から見ると、慎重に見えるかもしれない。

でも実際は、
止まっているわけではない。

違う形で進むことを選べないだけ

—

そして少しずつ、気づき始めている。

自分が見ているものは、
ひとつの役割や、ひとつの形だけでは収まらないのかもしれない、と。

—

誰かに何かを教えること。

サポートすること。

整えること。

どれも含まれている。
でも、どれもそれだけではない。

—

見ているのは、もっと奥にあるもの。

その人の中にある資質。

まだ活かされていない部分。

うまく巡っていない流れ。

それらがどう動けば、
全体が変わるのか。

—

気づけば、そこに意識が向いている。

—

でも、それをそのまま言葉にしようとすると、
少しだけズレる。

どの表現も間違いではない。

でも、どれも完全ではない。

—

そして、もうひとつ。

たぶん、いちばん静かに残っている感覚。

—

「これに、どれだけの価値があるんだろう」

—

人の中にあるものは見える。

その価値も感じ取れる。

でも、自分が扱っているものになると、

少しだけ輪郭がぼやける。

—

だから、決めきれない。

言い切れない。

踏み出しきれない。

—

けれど同時に、
少しずつわかってきている。

—

これは、足りないから止まっているわけではない。

むしろ、
扱っているものが、すぐにひとつにまとめられる種類ではない

—

だから、時間がかかっている。

—

そして、ほんの少しだけ、
別の見え方も出てきている。

—

もしこれが、
何かを新しく作ることではなくて、
すでにあるものを、きちんと扱える状態にすることだとしたら

—

もしこれが、
何かを与えることではなく、
その人の中にあるものを、活かせる形に整えることだとしたら

—

もしこれが、
表面的な変化ではなくて、
もっと奥の構造に触れることだとしたら

—

今まで感じていた違和感は、
少しだけ静かになる。

—

まだ、全部は言葉にできない。

でも、
「間違ってはいない」
その感覚だけは、残っている。

—

たぶんこれは、
何かを探している状態ではなくて、
すでに見えているものを、どう扱うかの段階

—

まだ途中だ。
でも、確実にここまで来ている。

—

これまでの時間は、
遠回りではなかった。

—

必要な形に、

必要な順番で、

たどり着いているだけなのだと思う。

 

そしてきっと、

この先にあるものは、

人の中にあるものを、
そのままではなく“活きる形”にしていく関わり方

なのかもしれない。

まだ言い切れない。

でも、

確かに、そこに触れ始めている。

—-

そして、そのほかの物語へ

ほかの物語にも、ふれてみる

📓魂の物語リーティングとは魂の物語リーディング 〜まだ言葉になっていない“あなた”を、ひとつの物語として受け取る〜 この「物語」は、 わ...

 

 

 

 

はじめてのかたへ