こんにちは。
InnerScript主宰の須田智子です。
InnerScriptでは、本当にわたしに還るための5つのEssenceをお伝えしています。
今日は、先日開催した「i-colorを深めようの会」での学びと気づきをお届けします。
Contents
性格タイプで読み解く、人間関係の“すれ違い”の正体
はじめに
大切な人に簡単なお願いをしただけなのに、不機嫌な態度を取られて傷ついたことはありませんか?
あるいは、良かれと思って「何でもいいよ」と気を遣ったのに、かえって相手を困らせてしまったことは?
実はこうした“すれ違い”の多くは、愛情や配慮の欠如ではなく、
わたしたち一人ひとりが持つ世界の見え方(OS)の違いから生まれています。
そのOSは、あなたの現実を、あなた独自の色で染め上げています。
この記事では、性格タイプの違いという視点から、
人間関係の“見えない食い違い”を4つのエピソードで紐解いていきます。
🌿 ポイント1|急なお願いに不機嫌なあの人。
怒っているのではなく、「ペースの乱れ」に戸惑っているだけ
ある日の出来事。
お祭りに行きたい娘さんが、朝になって突然、お父さん(2番島・グリーン)に「車で送ってほしい」とお願いしました。
すると、お父さんは明らかに不機嫌な様子に。
私たち1番島(感情タイプ)は、相手の“表情”を見てしまうので、
つい「怒らせてしまった」と感じがちです。
でも実は――2番島さんは「行動の人」。
不機嫌に見えるのは、予定外の出来事でペースを乱された戸惑いなんです。
一番の対策は「事前の予告」。
できれば1週間前に伝えると、2番島さんは心づもりができます。
そして大切なのは、最終的に行動してくれたという事実を見てあげること。
私たちはつい「感情の反応」を見ますが、
2番島さんは「行動で愛情を表す人たち」です。
不機嫌そうでも、ちゃんと尽くしてくれています。
☕ ポイント2|「何でもいいよ」は優しさじゃない?
良かれと思った一言が、相手を困らせる理由
例えば、買い物を頼むシーン。
1番島の人は「負担をかけたくない」から、つい「何でもいいよ」と言ってしまいます。
けれど、2番島の人は具体的な指示がないと落ち着かないタイプ。
「どのメーカー?」「予算は?」と細かく聞くのは、
意地悪ではなく、ベストを尽くしたい愛情表現なのです。
けれど、1番島の人にとっては「何度も確認される=気を遣わせている」と感じてしまい、
結果「もう何でもいいです」と引いてしまう。
お互いの優しさが、真逆に伝わってしまう瞬間。
2番島さんにとっては、あなたの明確な指示こそが、
「相手を助けるための手がかり」になります。
🌸 ポイント3|「どうしてそんなに心配するの?」
ネガティブに見える子の言葉の裏にある、本当の願い
心配性な子どもに、何度も同じ質問をされて疲れ切った経験はありませんか?
特に「バイオレット」の子は、ネガティブな発言が多いように見えますが、
それはリスクをシミュレーションすることで安心感を得ようとしているから。
「最悪のケースをすべて想定し、口に出すことで落ち着く」――
まさに“シミュレーション大王”です。
本当は、周囲を困らせたいのではなく、
「こんな私でも、そばにいてくれる?」という確認なんです。
だから必要なのは、正論で諭すことではなく、
「分かってるよ」「大丈夫、味方だよ」と伝え続けること。
ネガティブな言葉を“つながりを求めるサイン”として受け取れたとき、
親子関係はやさしく変わっていきます。
🌈 ポイント4|同じタイプなのに、まったく違う人。
誕生日が同じでも「別人」になる本当の理由
「あの人と私は同じタイプなのに、全然違う」
そう感じたことはありませんか?
i-colorで分かるのは、**価値観の核(やってほしいこと/やってあげたいこと)**です。
でも、人は生まれ育った環境や経験、思い込みが重なり合って、
まったく異なる個性を育てています。
つまり、同じ色でも、まったく違う“絵”が描かれるのです。
タイプ分けは、相手をラベルで縛るものではなく、
その奥にある“唯一無二の人”を理解するための入口。
☀️ おわりに
すれ違いを「理解」に変えるために
人間関係の摩擦の多くは、悪意ではなく、OSの違いから生まれています。
タイプを知ることは、相手を型に当てはめることではなく、
その人の「言葉や行動の裏にある本当の想い」を読み解く鍵。
i-colorは、わたしたちに「翻訳機」をくれます。
そしてその翻訳機を通して見えた景色は、
きっとあなたの人間関係を、もっとやさしく、もっとあたたかくしてくれるはずです。

