他の人の物語に触れてみる

早苗さんの魂の物語 〜「言葉になる前に、もう見えてしまうわたしへ」〜

こんにちは。
考えかたから世界を変える、須田 智子です。

これは早苗さんの魂の物語です。

読んでいく中で、どこか少しでも

「これ、自分のことかもしれない」

と感じる部分があれば、

それは、
もともと自分の中にあったものに、
触れはじめているサインかもしれません。

その感覚のまま、
読み進めてみてください。

早苗さんの魂の物語

それは、気づいたときにはもう起きている。

 

誰かの話を聞いているとき、
言葉を追いかけているはずなのに、
なぜか別のもののほうが、先に見えてくる。

 

まだまとまっていない感じ。
言葉の途中で止まっている想い。

 

方向はあるのに、形になりきれていない何か。

 

「こうしたいんです」と言いながら、
どこかで迷っている感覚。

 

その“迷っている場所”が、
その人の言葉よりも、はっきりしている。

 

どうしてなんだろう。

 

最初は、ただの思い込みだと思っていた。

気のせいかもしれないし、
たまたまそう見えただけかもしれない。

だから、あえて言わないようにしていた。

 

「もう少し教えてください」
「どういう感じですか?」

そうやって、相手の言葉を待つ。

 

でも、待っている間にも、
わたしの中では、もう何かが組み上がっている。

 

――たぶん、ここが軸になる。
――このままだと、少しズレる。
――こっちのほうが、その人らしい。

 

考えているというより、
気づいたら並んでいる。

 

それでも、出さない。

 

「まだ早いかもしれない」
「違っていたらどうしよう」

そんなふうに思うと、
あと一歩が踏み出せない。

 

でもあるとき、ふとした流れで、
そのまま言葉にしてしまったことがあった。

 

「もしかしたら、こういうことですか?」

 

その瞬間、
相手の空気が変わった。

 

「あ、それです」

 

その一言で、全部がつながる。

 

止まっていたものが動き出す。
曖昧だったものが、急に輪郭を持つ。

 

その感覚を、何度か繰り返すうちに、
少しずつわかってきた。

 

これは、偶然じゃない。

 

わたしの中には、
もともとそういう動き方をする何かがある。

 

ただ、それをそのまま扱うには、
まだ少しだけ躊躇が残る。

 

あたっている気がする。
でも、本当にそうなのかはわからない。

 

相手の中にあるものなのに、
わたしが先に言葉にしていいのか。

 

その迷いが、ほんの少しだけ、ブレーキになる。

 

でも同時に、もう一つの感覚もある。

 

それをやったとき、
流れが整う。

 

無理に引き出さなくても、
自然とその人の中から言葉が出てくる。

 

まるで、もともとそこにあったものに、
やっと触れられたみたいに。

 

わたしの中には、ずっと二つの動きがある。

 

ひとつは、見えた瞬間に動き出したい感覚。

 

――これ、今いける。
――ここを逃したくない。

 

そう思ったとき、
体が先に動きそうになる。

 

でももうひとつ、
そのすぐ後ろで、全体を見ている自分がいる。

 

――このままで伝わる?
――抜けているものはない?
――ちゃんと届く形になってる?

 

その声は、止めるためじゃない。

 

ちゃんと届けるために、
整えている。

 

この二つは、ずっと噛み合わないと思っていた。

 

勢いだけだと、形にならない。
整えるだけだと、動かない。

 

でも最近、少しだけ見え方が変わってきた。

 

これは、どちらかを選ぶものじゃない。

見える。
整う。
出す。

 

その順番で、流れている。

 

相手の中にあるものを感じ取って、
それを自分の中で並べて、
つながる形にして、
外に出す。

 

ただ、それだけのこと。

 

そして、それができたとき、
確実に何かが動く。

 

止まっていたものが、進み始める。

 

その変化を見ていると、
だんだん確信に近い感覚が出てくる。

 

これは、やってもいいことなんじゃないか。

 

むしろ、
やったほうがいいことなんじゃないか。

 

ただ――

 

まだ、全部を言い切るには、
少しだけ言葉が足りない。

 

何をしているのかは、わかってきている。

 

見えているものもある。
できていることもある。

 

でも、それをどう扱うのか。

 

どこまで差し出していいのか。
どこからが踏み込みすぎなのか。

 

その境界が、まだ少しだけ曖昧なまま残っている。

 

ただひとつ、前よりもはっきりしているのは――

 

これはもう、
ただ「できること」では終わらない、ということ。

 

この感覚の先にあるものを、
ちゃんとつかみたいと思っている自分がいる。

—-

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