暦のリズムと整える暮らし

2025年射手座新月の過ごしかた

理想を「社会の役職」に変える時。仲間とカヌーを漕ぎ出す射手座新月🌙

皆さん、こんにちは。 2025年12月20日、射手座で新月を迎えます。

射手座といえば、自由、冒険、そして未知の世界へ飛び出していく「高い理想」のエネルギー。

しかし、今回の新月はいつもと少し様子が違います。

ただ夢を見るだけで終わらせない、非常に現実的で力強いスタートの合図が届いているのです。

今回の新月は、「最新鋭の航海術(専門知識)」を学んだ若者が、一人で泳ぐのをやめて「頼もしいクルー(仲間)」と共に「大きな船(社会的役割)」に乗り込み、港の整備(現実的な努力)から始めるようなイメージです。

一人で頑張るよりも、役割を分担することで、理想の島へと確実にたどり着けるでしょう。

今回の星の配置から、この新月をどう過ごすべきか紐解いていきましょう。

■ 10ハウスで起こる「実用性」の新月

今回の新月が起こるのは、ホロスコープの頂点である第10ハウスです。ここは「社会的な達成」「キャリア」「人生の目標」を司る場所です。

太陽と月のサビアンシンボル(数え度数29度)は、「芝を刈る太った少年」。 これは、自分がこれまでに培ってきた豊かな教養や理想を、今いる環境で「具体的に役立てるために努力すること」を意味しています。

「いつか役に立てばいいな」という曖昧な理想を卒業し、今の職場で、あるいは新しい社会的な役割の中で「自分に何ができるか」を問い、地道な一歩を踏み出すタイミングです。

■ 専門知識を「ランプ」として掲げる

知性を司る水星は第9ハウスにあり、人生の到達点を示すMC(ミッドヘブン)のすぐそばに位置しています。 水星のサビアンシンボル(数え11度)は、「寺院の左側にある物質的さとりをもたらすランプ」

皆さんがこれまで深めてきた専門的な学びや哲学は、今後の社会的な立ち位置を照らす「ランプ(光)」となります。

また、金星のシンボルである「玩具の馬に乗っている少年」が示すように、今はまだ「実践のための準備」の段階であっても構いません。

焦らずに内面の価値観をじっくりと熟成させることが、結果的に大きな成果に繋がります。

■ ひとりで頑張らない。「チーム」で漕ぎ出す

具体的なアクションを司る火星は、山羊座の第10ハウスに位置しています。 シンボル(数え4度)は、「大きなカヌーに乗り込む一団」

今回の目標は、自分ひとりの力で突破しようとするのではなく、信頼できる仲間と協力体制を築くことで成し遂げられます。

周囲と調整し、同じ志を持つチームと共に進むことで、大きな障害を乗り越えることができるでしょう。

■ 古い自分からの独立

第1ハウスにある土星のメッセージも見逃せません。 サビアンシンボル(魚座数え26度)は「影響を分割する新月」

これは、古い環境やしがみついてきた関係を手放し、「一人の自立した存在」として独立していくことを促しています。他人の期待に応えるためではなく、あなたが自立して社会に貢献するための挑戦を始めてください。


【今回の新月のまとめ】

◎「理想」を「社会的な実用性」に落とし込む

◎ 専門的な学びを深め、それを公的な目標の指針にする

◎ 信頼できる仲間とカヌーに乗り込み、協力して進む

大袈裟なアイデアも良いですが、まずは目の前の「芝刈り」、つまり今自分にできる最善の努力から始めてみませんか?

皆さんが、頼もしい仲間と共に、理想という名の海へ力強く漕ぎ出せるよう応援しています!

 

 

 

 

 

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